ビラボング Billabong

[駒五つ持ちのトラック一周レース。最初に全駒ゴールさせれば勝ち。手番には、自分の駒を一つ選んで、一歩移動(これは非常手段)かジャンプ移動(こっちがメイン)を行う。ジャンプ移動は、適当なほかの駒を指定して、その指定した駒を中心として自分の駒との対称点まで、自分の駒を移動させる、というもの(但し、間に障害物、というか第三者がいてはいけない)。ジャンプ移動は行えるかぎり一手番に連続して何回でも行える。ジャンプ駒を利用してスタート地点から一気にコースを半周したりできるのが醍醐味。]

このゲームをプレーして気づいたのですが、わたくしこの手のゲームならばほぼ無条件で好みのようです。「この手の」というのはつまり、他の駒との位置関係絡みのインタラクションを利用したパズルっぽい移動ルールを用いる、一人複数駒持ちのレースゲーム。「大円形競技場@古代ローマ」なんかもまさにそのジャンル。何で好みなのか、といわれるとなかなか説明するのが困難なんですけども。でもほら、駒がいっぱいあって多人数でみんな好き勝手動き回るから必然的にケイオティックで、でも乱数一切無いからなんか読み筋がありそうな気がして、そうでなくても後のこと考えないでの最善手っぽい手を探すだけでもけっこうがんばる必要があって、その無駄に考える疲労感が心地よくて、ついでに言えば次の手まで決めて動かした後で他のプレイヤーが状況を弄ってしまわないようにこっそり祈る瞬間とかとってもスリリングで、って感じでいろいろ楽しいじゃないすか。
あるいは、さっきは「ジャンル」と書いたんですけど、そのジャンルに入れる、ということ自体がもう評価なのかもしれません。つまんないゲームだと、パズルっぽさを狙ってもパズルっぽい爽快感がぜんぜん出なかったり(つまるところ「解けた」ときの開放感の話)、インタラクションもぜんぜん起きなかったりして、そもそもさっきの定義によるところのジャンルに含まれないのかなー、と。


Billabong
by Eric W. Solomon
(Franjos 1994)
(Amigo 1995)
(Franjos 2002)
★★★★
[PR]
by Taiju_SAWADA | 2004-09-14 23:10 | 感想・紹介
<< go/stop そっとおやすみ Schlafm... >>