1825

[鉄道引きゲーム。「1829」に始まるシリーズ作品の一つで、シリーズの中では1829の直系リメイクという扱い。株券を買って・社長になって・列車を買って・線路タイルをマップに配置して・都市と都市を繋いで・繋いだ都市に支社を作って・客を運んで収益を得て・配当を出して株価を上げる。この文のそれぞれの箇所にそれぞれ対応するルールがくっついております。ゲームの勘所となるのは、たぶん運営する会社の選択と、線路の引き方(都市のつなげ方)をどうするか、といったあたりで、株の遣り取りに絡んだ話はそれほど大きな扱いにはなっておらず、つまりそういう意味ではごくストレートな鉄道会社運営ゲーム。]

吉田「四時間。
沢田「えー、もう勝ち負けはどうでもいいでしょう。
山根「よくわからない。
沢田「ルールはたぶんいろいろ間違えてるはずなので。
吉田「普段の我々の主義から言えば今日はゲームはやってないということになります。
山根「なにか儀式のようなことをやった。
吉田「敢えて何をやったというならやはりイギリスでしょうこれは。途中から凄くイギリス味が。
沢田「さて、良し悪しで言うならば、良い、と言わざるを得ない、が。
吉田「凄いよ。本気のイギリス人に殴り倒される感じ。なんでこんなことしちゃったんだっつう、ここまでやる必要ないだろうという力。こればっかりやってたら他のゲームはできないだろーねえ
沢田「これより軽いゲームは違うゲームとしか認識できないよねー
吉田「なんつーかねー、うん。我々はかなり甘かったかな。
沢田「うん。英米ゲーム進出計画いきなり第一歩で挫折ー、つー感じ。
吉田「ぼこぼこに殴られて終わり。負けてもいいのかなー、とも思いますけども。これってドイツゲームレベルまでダウンサイズできるのかな?
沢田「ボリュームを半分くらいには落とせるんじゃない? つーかそういうゲームは探せばあるんじゃない?
吉田「つまりはボリューム=イギリス、という。とにかくねー、確かに不合格とまでは言わないんだけど、いろいろとイギリス的な見づらさを持つ数々の物事がストレスを溜める。なんとかならんですかね。
山根「なんか一へクスあたりの情報量がなんかおかしいので。
吉田「遊び易さを無視して詰め込んでる
山根「プレイアビリティ? お前らがスキルを伸ばせ。
沢田「そんなこと言われても。
吉田「絶対そーだよな。どこまでもやれるんだぞ、つーことを見せ付ける。これでスキルが上がって騙しあえるようになってくると人生がかかってくるかなー
沢田「やればやるだけ上があって天井は無いな、というにおいはたしかにあります
山根「天井が見えてくるとバージョンが上がっていよいよ退路を絶たれる
吉田「プレイヤーがそれに従って成長していけよ、というのがイギリスのゲームの志向なんじゃないか、というのは真面目に思いました。ウォーハンマーにしてもそうだし。プレイヤーが熟練するほど面白くなる。一生遊べ、と。
山根「これを遊べてこそジェントルマンだと。

吉田「ところでこれ4人5人でやるとどーなるんだ?
山根「列車が足りないねえ。
吉田「株重視?
沢田「4人までなら想像つかないこともないんだけど。5人は嫌な感じがする
山根「社長が独走できなくなる。ですぐMandAか。二人で談合してトレードとか。

沢田「で、今回のゲームについてはどーすればよかったんだろ。
吉田「序盤は金の面では関係なくて地作りだけだから、
沢田「だからアドバイスとしては、株をとにかく買っておけ、は正しいんだ。
吉田「で、その後どうすればいいんだろうか。ただアドバイスとしてもちょっと乱暴かもしれない
沢田「確かに1回目2回目の我々には大変すばらしいアドバイスだけど、そのあとどうなんだろーね
吉田「そのまま固まっちゃうと展開が膠着しそうかも
沢田「線路引きの嫌らしさに走る?
山根「そうそう嫌らしくできない
吉田「できない。おもったより改変できちゃうし
沢田「そーかあ? 思ったより改変できなかった気がするけど
山根「いや、そもそも最初に引ける線路が限られてるんで
吉田「そーすると次回のプレイでは、結局タイル枚数を全部覚えることになる。定石もたいへん大事。覚えなきゃいけないことがえらく多い
沢田「まあ結局、
吉田「繰り返しやれ、と。
沢田「やだ。
吉田「やだ(笑)。2回目やったとしても結局、また正しくできなかったー、つうのがオチじゃないかと。なんというか箱開かないほうがよかったという気もちょっとだけする。それに2回目の人が1回目のひとと一緒にやるのがまた酷
沢田「ルール喋るのが面倒だし、1回目のひとが気の毒でもあるし
吉田「1回目のひとだけで組んで後ろからアドバイス、とか。
沢田「あるいは1825あきらめていきなり1830に移行して、我々も1回目の人として始めるとか。『最初にひとつだけ言っておく。俺らも分からん。』
山根「収拾がつかなくなる。

吉田「さて。評価としては、うーん、凄い。同時に、凄く駄目。
沢田「すごい。けど、見たくない。
吉田「そういう評価で。星はつけません。+10か-10。絶対値10。
山根「それじゃ20段階評価じゃないか。んーと、8なんだろけど。でも8つけたくないんだよ。8つけるのは憎たらしい。理性では8、感情では7、ってところか。
沢田「あーどうしようかなー評価。
吉田「このゲームは敵でしょ?
沢田「敵なんだけどねー。
吉田「手強い
沢田「かなり手強い。
吉田「うかつにも面白いと思ってしまうあたりが
沢田「うーん。6かなー。
山根「シンプル化に問題があるだけで、着想の面白さが
吉田「着想じゃないでしょ。これは一言で言えば、使いたくない言葉だけど魂の問題。
山根「やだよイギリス魂なんて。
吉田「自分たちが唯一絶対に正しいと信じて疑わない人々の魂。


1825 (Unit 1)
by Francis G. Tresham
(Hartland Trefoil, 1994)
沢田★★★/山根★★★★/吉田-
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by Taiju_SAWADA | 2004-11-07 11:35 | 感想・紹介
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