ジャンク Dschunke

[色々な船から色々な商品を入手して売り払って勝利点を得るゲーム。全員一行動→全員商品追加補充→売り払い。で一ターン。これを繰り返し。行動は「船から商品補充」「船から勝利点獲得」「船から荷物積載」から選択(どの船で行動を起こせるか、はターンごとに変わる)。商品や勝利点を選択した場合、得られる量は、それまでにその船に積んだ(有効な)積荷の量で決まる。売り払いフェイズでは、全員で入札を行い、各商品につき最も多い枚数を提示したプレイヤーが勝利点を獲得する。問題は、競り勝てなかった場合も提示した商品は没収されてしまうことで、このおかげで色々な思惑が錯綜することになる。]

素性の悪いゲームでは決して無いと思う。思うんだけどもどうも乗れなかった。理由は割とはっきりしていて、このゲームは各ターンに一通りのことを行って収支出して10ターン構成、というふうになってんだけども、そのターンごとの収支があまりにもくっきりしすぎてるのです。ちょうど「アッティカ」の感想文で喋ったのと逆のことが起きてる。一応、後のターンを見越した投資のようなこともできるようにはなってるんだがー、実は「ジャンク」では自分が後々どういう行動を取れそう(とる権利を獲得できそう)かという点について相当に正確な見通しが立てられるようになっていて、でその仕組みが、少なくともこの論点については逆効果になってる。「将来に賭けてリスクを取る」ものであるはずの投資が、ちょっと慣れればあっさりと現在価値に割り戻されて計算されてしまう危険。

他にも、いろいろと「こうすればああなります」というのが明確なつくりになっていて、そういうのが好みの人ももちろんいっぱいいるんだろうけれど、わたくしは主に上記の理由から、このゲームに関してはもう少し乱数でぼかして仕上げるべきだったのではないかと考えます。

Dschunke
by Michael Schacht
(Queen, 2002)
★★☆
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by Taiju_SAWADA | 2004-08-15 13:03 | 感想・紹介
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