2004年 06月 27日 ( 1 )

欧州ゲーム屋紀行:ベルリン編(後編)

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前編のときは言い忘れていましたが、このゲーム屋紀行ベルリン編では、旅行ガイドとして Spielbox Online (www.spielbox-online.de) を用いています。同サイトで紹介されていたベルリンの店はあらかた回り、その中で紹介する価値のある店をピックアップしております。(但し、KaDeWeについては例外で、Spielboxには載っていません。前編の紹介文に書いたとおり、ふつうのガイドブックに載っています)



Der Andere Spieleladen
Prenzlauer Allee 196
Nearest Station: Prenzlauer Allee (S1, S42, S8) [8min]
Nearest Stop: Prenzlauer Allee / Danziger Strasse (Tram 1,20)

(写真:左上)

町の中心からはやはり少々離れていますが、こちらはSpielewerkstatt Kerberと比べるとさほど殺伐としていない立地といえます。人の臭いがするというか。また、店自体の雰囲気については、店の前の写真を見ていただければ、Spielbrettなどとは雰囲気がだいぶ異なるということが見て取れると思います。
実際中に入ってみてどういうものがあるかといいますと、ドイツ系ボードゲームは一応それなりの量で置いてありますがメインと言うわけではなく、米英系のゲームも(FASAとかFFGとかその他いろいろ)もっと多くいてありますし、さらにCCG、ミニチュアゲーム、そしてRPG(ドイツ語のものも英語のものも両方あり)ももちろん売っており、別室に用意されたテーブルでは実際にRPGを行っている人々が多数見受けられます。そして極めつけ、日本の漫画(もちろん訳されたものですが)の専用棚。この「英語原書のRPGと日本漫画が置いてある」というのは、「ドイツにおけるそういう店」の定義と言ってしまっても構わないかもしれません。
店の面積は少々狭く、従って品揃えも実はそれほどでもないといえばそれほどでもないのですが、狭い分の余計な熱気が余計な雰囲気の形成を助長しています。


Beutelsend
Karl-Marx-Strasse 83
Nearest Station: Hermannplatz (U7) [3min]
beutelsend.com

(写真:左中、左下)

このお店は少し独特の雰囲気を持っています。その雰囲気は取り扱い商品のラインナップに端的に現れていて、ほんの少しだけのドイツ系ゲーム(Kreig und Freidenとか)と同じくほんの少しだけの米英系ゲーム(Kings and Things*とか)を除くと、残りはRPG、ミニチュアゲーム、SF/ファンタジー小説のみで構成されています。RPGは翻訳物、英語原書物、ドイツ国産物(ドイツ国産RPGの存在についてはここで初めて知りました。なんでそんなことがわかったかとゆうとお店の人が日本人を珍しがって英語で話しかけてきたからです(*)。ドイツRPG事情など聞けて楽しいひと時をすごしました)と豊富に取り揃えられております。なんでも昔はこの店オリジナルのRPGも出版してたとか。
ミニチュアゲームはWarhammerFB/40Kも(当然)ありますが、お店の人によると一番推しているのはRackham社のConfrontationとゆうシリーズだそうで、なんでもドイツ語へのルール翻訳はここのお店が担当したとのことです。
でもってSF/F小説。駄目な店標準規定ですとここに鎮座しているべきなのは日本漫画なんですが、そっちには行かないのがこの店のいかにもなところで、たぶん要するに想定年齢層が少し高いということなんじゃないかと。

(*)でもってこのお店のひとが「俺日本のRPGの名前ちょっとだけ知ってるー」とか言って挙げてきたのが「ギア・アンティーク」「ロードス島戦記(たぶんロードス島戦記コンパニオンだとおもう)」「角川版DandD」。誰だこの知識吹き込んだのは。純真なドイツの人を騙してどうする気だ。NOVAとかソードワールドとか教えてやれよ素直に。


Serious Games
Bundesallee 83
Nearest Station: Walther Schreiber Platz (U9) [3min]

(写真:右上、右下)

さて最後はベルリンそういう店ナンバーワン、Serious Gamesでございます。どういう意味でナンバーワンなのかというのは、ここの取り扱い商品を見ていただければ一目瞭然。CCG。Warhammer。英語原書RPG(翻訳物はほとんど見当たらなかった)。RPG用テーブルを取り囲むたくさんの日本漫画棚。そして入り口すぐのもっとも目立つ場所にディスプレイされている商品はコスプレ用衣装(*)。以上。
ボードゲームなどという軟弱なものは置かないという徹底した姿勢が素晴らしい。一歩足を踏み入れた瞬間にそこは人種を超越した例の世界。異国の地で萎えてしまった魂を回復させたい貴方にお勧めします。僕はパス。

(*)つかライブアクションRPG用衣装ですね。ここではいったん「日本漫画棚」のことは忘れていただきたい。(でももしかするとそういうものもあったかもしれない)
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by Taiju_SAWADA | 2004-06-27 22:15 | 雑題