2004年 09月 07日 ( 1 )

持ち込みできるかな

連載にするかしないかまだ決めてませんが、各メーカーの自作ゲーム持込に対する姿勢をメーカーウェブサイトから判別してみようという文章です。

初回(にして最終回かもしれないけども)は、この文章を書いてる人がドイツ語読めないので機械翻訳に頼る必要があるけど機械翻訳英語→普通英語の翻訳やるのも面倒だし、ということで、まずは英語ウェブサイトの存在するメーカーから調べてみました。


[Out Of the Box]
Apples to Apples などのパーティゲームでおなじみ。ドイツ物の英訳もいくつか手がけています。逆に、重めのゲームは「扱っていない」と言い切ってしまっていいでしょう。「毎年4から6ゲームくらいの出版を計画している」とのことです。
CONTACT DIRECTORY ページの下のほう(http://www.otb-games.com/contact.html#submissions)に、ゲーム送付の手続きガイドが載っています。
大雑把な流れは、
・電子メールで概要を送る
・向こうが気に入ったら、向こうから「ルール(およびゲームの詳細)を送って来い」というメールが来る(ので、よこせと言われたものを送る)
・さらに気に入ったら、プロトタイプをよこせと言ってくる(ので送る)
となっています。概要の中身は「対象年齢・ゲーム時間・ルール説明にかかる時間・コンポーネント一覧・ゲームの概説と勝利条件・ゲームのテーマ」。このメーカーに特徴的なのは「ルール説明にかかる時間」でしょうか。
なお、ルール送付に際して秘密保持契約を要求するようなゲームを受け取る気はないそうです。


[Fantasy Flight]
必ずしもボードゲームがメインというようなメーカーでは無いような気もしますが、しかしドイツ物の翻訳にも自社物の出版にもわりと精力的に動いています。

GENERAL INFO --> SUBMISSION から、送付手続きガイドに移動できます(http://www.fantasyflightgames.com/submit.html)。同ページにはイラストレーター用ガイド、RPG用ガイド、小説用ガイドと来て、一番下にボード・カードゲーム用ガイドがちょっとだけ載っています。
ここは「いきなりプロトタイプを送りつけ」方式を採用しています。プロトタイプを送りつける際は、誓約書を同封する必要があります(http://www.fantasyflightgames.com/release.html)。誓約書に書いてあることは、「ゲームがちゃんと自分のものであること」「メーカ側から後で似たようなものが出てきてもそれは偶然によるものだと認めます」「審査に時間がかかっても許します」というような、まあ概ねどこの会社でも書いてあるような常識の範囲のもの。注意すべき点としては、「過去に出版されたか否か(出版されているとしたらその詳細)」の記述が必要であるという点でしょうか。あと、よそのメーカーへの持込を同時におこなってはいけないそうです。これも常識といえば常識のような気もしますが。
なお、プロトタイプを返して欲しい場合は返信用のしかるべき切手(日本の場合は国際返信切手券かな?)および封筒を用意しましょう、とのことです。


[Uberplay]
Klaus Teuberの子供の人が役員をやっていたり社長がITバブルで一発当てた人だったりと、楽しい話題には事欠かない会社。
つい先々週くらいまでは、「Uberplayにゲームを送付したいひとのためのガイドライン」を載せていたんですが、いま見たら「現在はゲーム受け付けてないです」という文章に切り替わってしまいました。採用枠が埋まっちゃったんでしょうか。そのうちまた半年ぐらい経てばガイドラインが載るかもしれません。(http://www.uberplay.com/about/authors.html)


[Days of Wonder]
Ticket to RideがいきなりSdJを攫ってしまってみんなびっくりの新興メーカー。2002年から2004年前半までで発表したゲームは8つ。多いか少ないか。そのうち、それが作者にとってのデビュー作となるゲームは「Pirate's Cove」のみ(それも作者のうち一人はWizards of the Coastでデベロップメントをやってた人です)。これは少ないでしょう。
しかしこの会社には美点がひとつあって、つまりゲーム送付に対する体勢が妙に整備されているのです。自社作品を何かにつけオンライン化したがるこの会社らしいといえばその通りですが、ゲーム送付のための最初の段階、つまりアイデア送付のために、わざわざフォームが用意されているのでした。COMMUNITY --> Game Submissions から、そのフォームへの入り口に到達できます。全体の流れは
・フォーム送付
・メーカー側が興味を持ったら、三週間以内に「プロトタイプよこせ」メールが来る
・メーカー側が「ゴー」「ストップ」の判断を出すのは、プロトタイプを送ってから4~7ヶ月後
というようになっています。
「こんなゲームが欲しい」ということで、「繰り返し遊べるのがいいな」「プロダクトラインに載るものがいいな」(ここの「ライン」は、カードゲーム・小箱30分物・大箱75分物、という三種類です)「売れ筋っぽい感じのがいい」という常識的なことと、「オンラインゲーム化しやすいゲーム」「センスオブワンダーのあるゲーム」というなんだかこのメーカーらしい感じのことが書かれています。あと、「権利は包括的に押さえますのでよろしく」というのはいかにもアメリカっぽい(Uberにも書いてありましたコレ)。
ちなみにフォームの内容は、作者名とかそういう連絡事項のほかに、「ゲーム概要」「どんなゲームが好きな人なら気に入りそうか」「適合プロダクトライン(三択)」「システムのジャンル」「ゲームのテーマ」「コンポーネント一覧」「ゲーム時間」「以前に出版したことがあったりしたらその詳細」「作者自己紹介」といったあたり。
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by Taiju_SAWADA | 2004-09-07 01:10 | 雑題