2005年 01月 16日 ( 1 )

暗黒の大広間 Finstere Flure

[モンスターに喰われない様に自分の駒4つをスタートからゴールまで逃がすゲーム。各プレイヤーの駒の位置関係によってモンスターの動きが決定されるので、いかに自分の駒を巧みに配置して、モンスターの移動方向を自分から逸らして他者の駒の方向に向かわせるか、が鍵になる。その他、動かせる石とか滑る血の池とか、そういう付加的なパズル要素も用意されている。]

山根 なんでこっちから入ってあっちから出てくるんだ、というのが素朴な感想として。
吉田 パックマンだから。
沢田 逃げ惑うのは我々だけども。
吉田 最初はみんな真面目に逃げてたでしょう。
沢田 確かに逃げてた
山根 それがそのうちに竹槍持って特攻を始めるように。
吉田 最初のうちは1マスぶんの移動力を潰したの潰さないのという話をしていたんだけどねえ。
山根 そんなことよりポジション取りのほうがはるかに重要だった
吉田 最初は無難にイメージとフィットした感じだったんだけど、そのへんからなんともいえない具合に面白くなり始めて。喰わせることを考え始める。相手が駒を犠牲にすることで色々な状況が発生してしまうのが一番のポイントですか。
沢田 逃げ切れなさそうな家族を「お前はそこにいろー」とか囮に使い始める父親。「いや、まだ生き延びようと思えば、何とか、なると思う、んです、けど」「いやそっちよりこの辺の盤面のが大事だから」
山根 トップ争いしてるとどうしてもゴール前は糞詰まりを起こすんで、そこに特攻が入った日にはもう。
吉田 最下位の人としてはそりゃあそういう状態なら喰わせるのも難しくないから。ゲーム盤自体も隅が二つ丸まってて、ゴール近辺で固まり易い形になってる。これは正しいなと。
沢田 こういう方向で行きたいんだ、と。いやあ。いいじゃないすか。
吉田 やー、結構凄いっすこれ。面白い面白い。
山根 酷い酷い。
吉田 こーゆーゲームって実力で読み合いという部分が多くなりがちな気もするんだけどこのゲームに関してはそうではない
山根 読み始められる状況では既に詰んでいたりもするんで
沢田 「あー、そーなるですかー?」というような事が頻繁に起きるんで
吉田 最初は血と石をどうこうするゲームなのかな、と思っていたけど、最終的にはそうでもない。
山根 案外目の前に止まられると逃げようがないね、というのが大きい。脇をすり抜けていくのが本道かな、と思っていたんだけども
沢田 こいつら足遅いから。石の動きをどうこうとか、そういう意味でのパズル性ではないような感じがする。パズルっぽいのは別の部分。あー、あれだ。Robo Rally。でもってRobo Rallyより面白い。
山根 確かにRobo Rally。Robo Rallyなんだけども、同時にRasende Roboterでもある。
沢田 Roboterって意見は結構あちこちで聞いた。で、ルール読むとそんなにRoboterでもなかろうと思ったんだけども、実際遊ぶと確かにという。
吉田 わりあい良い所取りという気がする。Robo RallyのノリでRoboterをやるというか。Robo Rallyはノリはいいんだけど、遊んでて徒労感が凄くあるんで、その点でこっちのが。
沢田 すっきりと終わる。
吉田 そのあたりで言えば、迂闊な勝利条件を付けちゃうと碌でもないゲームになりそうなところを、きちんと考えて締めてあるところがとてもよろしい。
沢田 3個逃がせることも無くはない?
山根 無理でしょう。
吉田 全員の気分次第じゃない? ぎりぎりまで協力して最後だけ抜け駆け、という形になれば。あとはビジュアルイメージが今回に関しては功を奏したかも。
沢田 Fische Fluppen Frikadellenのときと違ってテーマに合ってる。
吉田 全体的に、昔の。ファミコンぽい。絵とか動きとか。
沢田 安いホラーめいた演出まで含めて。

Finstere Flure
by Friedemann Friese (2F Spiele, 2003)
沢田★★★★
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by Taiju_SAWADA | 2005-01-16 21:44 | 感想・紹介