2005年 03月 06日 ( 1 )

欧州ゲーム屋紀行:プラハ再調査 (1/2)

一ヶ月ほど更新が無いと思ったら唐突にこういう文を書き始めるあたりがあまりにも分かり易いのですが、前回は日帰りだったために碌に調べていなかったプラハのボードゲーム屋を再びまわってみました。

[Albi]

Albi : Metropole Zlicin直営店

事前の調査では、どうやら現在のチェコにはAlbi (www.albi.cz) という会社があって、ここがカルカソンヌとかカタンとかのチェコ語版を出しているということでした。んでもってこの会社の直営店が Metropole Zlicin という建物の中にあるらしいと。そいでは行ってみましょう Metropole Zlicin. で、それはどこにあるの?

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えと。んー。あー。
いや、ここはプラハじゃないでしょう。

実際のところどこにあるのかといえば、プラハ市内を走る地下鉄B線の終点 Zlicin 駅にあるです。何も無いところに唐突に拵えられた巨大ショッピングモール (http://www.metropole.cz/) 。写真にもあるとおり、けっこういっぱい人が入っており、それなりに中は繁盛しておりました。中の雰囲気は上記のサイトを訪れていただくか、あるいは「ベネトンとかELLEが入っていて、二階にマクドナルドがあり、遠くのほうにシネマコンプレックスが併設」と言えば、だいたい想像もつくと思います。

そんなモールの一角に Albi 直営店がたたずんでいました。

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店はえらく小さいのですが、小奇麗な感じにまとめられており、周りの風景から特に浮いたところはありません。品揃えとしては自分のところの翻訳製品がボードゲームで10種類くらい、よそがチェコ語訳したドイツ製品が数種類、ドイツ語版そのままのものが20種類くらい、あと英米系数種類。あとはいわゆる玩具屋系の取り揃えで、面積比で言えば「ボードゲーム:玩具類=1:1」くらいですか。

お店のひとにちょっとお尋ねしてみたところでは、翻訳されてないドイツ語オリジナルのゲームも普通に遊ぶし、英米系のも普通に遊ぶよ(と言ってRuneboundを取り出す。流行ってるのかな?)、とのこと。英米系についてはそもそも偏ったマーケットが相手なんでしょうが、チェコの人は普通にドイツ語できることが多い(明白な観光スポットを除けば英語が通じることはまず期待できないが、ドイツ語はだいたいどこでも問題ないと思って構わない)んで、そういうこともあるんでしょう。

値段について言えば、あんまり日本と変わらないかなー、という印象でした。クイーンゲームズ「ジャンク」の値段が900ckだか1000ckだかで、30ck≒1euroですから4000円台ということになりますが、チェコ人の平均月収って10万円以下(2003年で17000ckくらい)ですから、現地の感覚としては相当高いんじゃないでしょうか(Albiの翻訳版だともうすこし安いですけど、といって劇的に安くはなりません。コンポーネントはドイツ版と同一ですし)。前回、ヴァツラフ広場の本屋に置いてあったことも考えると、 Albi はちょっと高めのサブカルチャーという位置を狙っているのかもしれません。

ALBI - spol. hry a hlavolamy : Metropole Zlicin
営業時間 10:00-21:00
プラハ地下鉄B線終点Zlicin駅(市中心部から30分くらい)直結



[その他]

HRAS

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なんで地下鉄で終点まで行かないといけないのかということで、市中心部でAlbiと似たような雰囲気のお店をという話になりますと、ここが挙がってくると思います。ヴァツラフ広場通りの一本裏に入った Jungmannova という名前の通りにあり、地下鉄 Mustek 駅から歩いて数分。この通り自体はあんまり観光然とした通りじゃありませんが、アクセス自体は極めて良好です。

店の規模、品揃えともにAlbi直営店と似た感じ、但しもうちょっとこっちのが年齢が上っぽく、また英米系は店内を見渡した感じでは置いていないように思えました。ウェブサイトを持っているのでそちらを確認するのもよいかもしれません (www.hras.cz) 。

HRAS hry a hlavolamy
Jungmannova 8, 11000 praha 1
地下鉄A/B線Mustek駅歩確か5分かかんないくらい


Dum knihy Kanzelsberger

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ヴァツラフ広場通りの本屋。確か4階建て。前回紹介したLuxor (どうも正しくはNeo Luxorらしいですが) は通りのMuseum駅側の端にありましたが、こっちの本屋はMustek側の端にあります。つまり端と端。だから何という話ですけど。本屋としては、Neo Luxor よりも展示をいくらか小洒落た感じにしているような印象があります。あとここは店頭の窓にボードゲームを展示宣伝しており、店として推しているのかな、とも思いました。

ボードゲームは4階だか3階だかの一角にまとめて並べられており、近くにはAlbiの手による各ゲームの解説パンフレットが閲覧可能な状態で置かれています。品揃えはNeo Luxorよりも良く、ドイツ物に関してはHrasやAlbi直営とそう変わりません。

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Dum Knihy Kanzelsberger
Vaclavske nam. 4, 11000 Praha 1
地下鉄A/B線Mustek駅歩1分



SPARKYS

チェーンの玩具屋。品揃えとしてはNeo Luxorとほぼ一緒。
写真を見るとわかるのですが、カタンとカルカソンヌが大きく展示されています。ボードゲームを扱っているところはわりとどこでもこんな感じでして、Albiの営業がかなり頑張っているのかそれとも別の原因があるのかわかりませんが、この二つに関してはそれなりのポピュラリティを得ているのかな、と思いました。

エステート劇場のすぐ近く。http://www.sparkys.cz/

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SPARKYS (praha)
Havirska 2, Praha 1
地下鉄A/B線Mustek駅2-3分くらい



ここまでの4店(にNeo Luxorを加えた5店)はどこもドイツ物ボードゲームを同じような売り方で捌いている店で、これが自然にこうなっているのか、それともAlbiの売り方が強く効いているのかはちょっとわかりませんが、いずれにしてもプラハのゲーム屋の表側はこういう雰囲気で統一されているようです。
次回はこれらとは別のコースのお店をご紹介します。
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by Taiju_SAWADA | 2005-03-06 23:07 | 雑題