2006年 06月 08日 ( 1 )

ボードゲームの市場 (再掲:初出JAGAMAGA2006年3月号)

 ボードゲームには健全な市場が無いのがよくないと思うのです。

 例えばカタン島で小さい家を五つ建て切ったけど六つ目を立てたいと。こんな時は先進国なら市場から調達という発想になるのですが、かの島にはプレイヤーが数人しかいないのでまともな市場原理は期待できず、というかそもそも国の規制で家は売買できないことになってます。

 ならばグローバリゼーションの波に乗ってレッツ国際闇貿易ってことで隣のモノポリー卓のプレイヤーを突っついてホテルを売ってもらうことにするです。しかしここで障壁になるのがまたしても為替市場の不在。お願い小麦と鉄と以下略を出すんでその赤いプラスチックの家を分けてと申し出ても返ってくる答はうるせえドル持って来い。

 かように市場の不備は勝利への道における深刻な障害となるわけですけども、逆に言えばこれは国家が旗振り役となって新規商品の市場を立ち上げ新たな王道を築き上げる絶好の機会ともいえます。駒や札だけ扱うんじゃ新味が薄いんで、存在をアピールするためにもっと変な商品も売りましょう。例えば手番とか座り位置とかイカサマ権とかゲーム中の甘物とか思いつくもの全部。せっかくだし現物だけじゃなく各種の先物とか保険とかいろいろ派生商品もくっつけて素人さんにはお勧めできないリスクヘッジ用市場のできあがり。何のリスクだ。

 もうついでだから勝敗も売場に並べちまいますか。いくらで買います?


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この文章自体はごく個人的な凝りかたをした構成になっていて割と愛着があるんですけど、掲載されてるのを見たら漢字ばっかりで強烈な違和感が。読んだ人はもっとそうだと思いますごめんなさい。やぱし印刷物って勝手が違うのね、とそのときは思ったんですが実際どうなんでしょうかこのサイト。漢字ばっかで鬱陶しいとか思われてますか? あるいは小理屈うぜえとか。
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by Taiju_SAWADA | 2006-06-08 00:06 | うわごと