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欧州ゲーム屋紀行:ベルリン編(後編)

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前編のときは言い忘れていましたが、このゲーム屋紀行ベルリン編では、旅行ガイドとして Spielbox Online (www.spielbox-online.de) を用いています。同サイトで紹介されていたベルリンの店はあらかた回り、その中で紹介する価値のある店をピックアップしております。(但し、KaDeWeについては例外で、Spielboxには載っていません。前編の紹介文に書いたとおり、ふつうのガイドブックに載っています)



Der Andere Spieleladen
Prenzlauer Allee 196
Nearest Station: Prenzlauer Allee (S1, S42, S8) [8min]
Nearest Stop: Prenzlauer Allee / Danziger Strasse (Tram 1,20)

(写真:左上)

町の中心からはやはり少々離れていますが、こちらはSpielewerkstatt Kerberと比べるとさほど殺伐としていない立地といえます。人の臭いがするというか。また、店自体の雰囲気については、店の前の写真を見ていただければ、Spielbrettなどとは雰囲気がだいぶ異なるということが見て取れると思います。
実際中に入ってみてどういうものがあるかといいますと、ドイツ系ボードゲームは一応それなりの量で置いてありますがメインと言うわけではなく、米英系のゲームも(FASAとかFFGとかその他いろいろ)もっと多くいてありますし、さらにCCG、ミニチュアゲーム、そしてRPG(ドイツ語のものも英語のものも両方あり)ももちろん売っており、別室に用意されたテーブルでは実際にRPGを行っている人々が多数見受けられます。そして極めつけ、日本の漫画(もちろん訳されたものですが)の専用棚。この「英語原書のRPGと日本漫画が置いてある」というのは、「ドイツにおけるそういう店」の定義と言ってしまっても構わないかもしれません。
店の面積は少々狭く、従って品揃えも実はそれほどでもないといえばそれほどでもないのですが、狭い分の余計な熱気が余計な雰囲気の形成を助長しています。


Beutelsend
Karl-Marx-Strasse 83
Nearest Station: Hermannplatz (U7) [3min]
beutelsend.com

(写真:左中、左下)

このお店は少し独特の雰囲気を持っています。その雰囲気は取り扱い商品のラインナップに端的に現れていて、ほんの少しだけのドイツ系ゲーム(Kreig und Freidenとか)と同じくほんの少しだけの米英系ゲーム(Kings and Things*とか)を除くと、残りはRPG、ミニチュアゲーム、SF/ファンタジー小説のみで構成されています。RPGは翻訳物、英語原書物、ドイツ国産物(ドイツ国産RPGの存在についてはここで初めて知りました。なんでそんなことがわかったかとゆうとお店の人が日本人を珍しがって英語で話しかけてきたからです(*)。ドイツRPG事情など聞けて楽しいひと時をすごしました)と豊富に取り揃えられております。なんでも昔はこの店オリジナルのRPGも出版してたとか。
ミニチュアゲームはWarhammerFB/40Kも(当然)ありますが、お店の人によると一番推しているのはRackham社のConfrontationとゆうシリーズだそうで、なんでもドイツ語へのルール翻訳はここのお店が担当したとのことです。
でもってSF/F小説。駄目な店標準規定ですとここに鎮座しているべきなのは日本漫画なんですが、そっちには行かないのがこの店のいかにもなところで、たぶん要するに想定年齢層が少し高いということなんじゃないかと。

(*)でもってこのお店のひとが「俺日本のRPGの名前ちょっとだけ知ってるー」とか言って挙げてきたのが「ギア・アンティーク」「ロードス島戦記(たぶんロードス島戦記コンパニオンだとおもう)」「角川版DandD」。誰だこの知識吹き込んだのは。純真なドイツの人を騙してどうする気だ。NOVAとかソードワールドとか教えてやれよ素直に。


Serious Games
Bundesallee 83
Nearest Station: Walther Schreiber Platz (U9) [3min]

(写真:右上、右下)

さて最後はベルリンそういう店ナンバーワン、Serious Gamesでございます。どういう意味でナンバーワンなのかというのは、ここの取り扱い商品を見ていただければ一目瞭然。CCG。Warhammer。英語原書RPG(翻訳物はほとんど見当たらなかった)。RPG用テーブルを取り囲むたくさんの日本漫画棚。そして入り口すぐのもっとも目立つ場所にディスプレイされている商品はコスプレ用衣装(*)。以上。
ボードゲームなどという軟弱なものは置かないという徹底した姿勢が素晴らしい。一歩足を踏み入れた瞬間にそこは人種を超越した例の世界。異国の地で萎えてしまった魂を回復させたい貴方にお勧めします。僕はパス。

(*)つかライブアクションRPG用衣装ですね。ここではいったん「日本漫画棚」のことは忘れていただきたい。(でももしかするとそういうものもあったかもしれない)
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by Taiju_SAWADA | 2004-06-27 22:15 | 雑題

欧州ゲーム屋紀行:ベルリン編(前編)

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 ドイツの、それもそこそこ以上の規模を持つ都市を対象とする場合、「ボードゲームを売っているお店を紹介する」という行為には基本的に意味がありません。通常の玩具店やデパートの玩具売り場といったところにドイツ国産物のボードゲームが山と積まれているのですから。ベルリン以外の町で実例を挙げておくと、湯治場として有名なバーデン・バーデン、この町の中心であるレオポルト広場から程近いところにある何の変哲も無い玩具店に置いてあったゲームが Reiner Knizia の Tadsch Mahal. 湯に浸かった頭でそんなしんどいゲームできません。
 より正確に言うと、ドイツにおいて「ゲームを専門的に扱う店」と言った場合、ドイツ系のゲーム以外のゲームの充実度のほうが高いと言ってよいと思います。このベルリン編前編では、「ドイツ系ゲームの充実度が高いお店」、つまりはまあ別に濃くないお店を紹介します。


Spielbrett [Berliner Str.]

[お店データ]
住所: Berliner Strasse 132
最寄り駅: Blissestrasse (U7) [1min]

(写真:左上、左下)

 ドイツ系ファミリーストラテジーをメインに扱う専門店に行きたい、ということであれば、ベルリンではここが一番よろしいと思います(同じくU7路線の
Suedstern駅にも同じ店があるようですが、そちらには行っていません)。
 Magic:The GatheringをはじめとするCCG系、米国産RPGのドイツ語版(WhiteWolfとかの定番物。英語原書は売っていませんでした)、チェスやら何やらの伝統ゲーム系、ジグソーパズル、木彫りの玩具、Games Workshopのミニチュアゲーム、あと何でか知らないけどハリーポッターと、概ねなんでもあると言っていいラインナップですが、一番多いのはドイツ系ボード・カードゲームです。
 メジャーレーベルのものは新作を中心として一揃い、その他ファランクスなどのマイナーぽい(別にファランクスはそんなマイナーでもないのか?)メーカーのゲームやら、Hexagamesのような既に存在しなくなってしまったメーカーのゲームなどもところどころに置いてあったりして、なかなかやるなといった印象です。あと、これはこの店に限った特徴ではありませんが、HABAやSelectaといった子供向けゲームの品揃えもかなりしっかりしています。
 お店の雰囲気は写真(ぴんぼけ)を見ていただければ想像がつくと思いますが、清潔感溢れ、広々としていてとてもまっとうな感じがします。その辺が逆に馴染めない、あるいは専門店に来た気がしない、という印象を持つ人もいるかもしれません。


Spielewerkstatt Kerber

[お店データ]
住所:Landsberger Allee 68A
最寄り駅(ふつうの鉄道): Landsberger Allee (S41, S42, S8)
最寄り駅(トラム): Landsberger Allee / Petersburger Strasse (Tram 5,6,7,8) [1min]

(写真:右上、右中央)

 実はここは店内に入ったわけではないので(18時閉店ってのはいくらなんでも早すぎると思った)詳しいことはまったくわからないのですが、窓の外から中を覗いてみた限りでは、この店もドイツ系が好きな人には良いのではないかという感じがします。
 Spielbrettほど無菌ぽくはなく、といって専門店特有の嫌味が出てくるほどそちら側に寄りすぎてはいないという印象で、時間があれば是非入ってみたかったなあと思います。
 そもそもなんで18時を回ってしまったのかというと、これは単純な理由がありまして、ここ遠いんですよね町の中心から。実際にベルリンを観光すれば実感できると思うのですが、S41/S42環状線沿いの駅などというところには、ふつう観光客は(乗り継ぎで使うことはあるかもしれませんが)降りたりしません。Landsberger Allee駅も降りてみるとかなり寒々とした光景が目に広がります。しかも駅の近くには目的の店はありません。駅から路面電車に乗り換えて1駅ぶんの距離があります。いや1駅というのは歩きでも問題なく行ける距離なんですが、車だけがばんばん走る国道沿いそのものの光景は、歩きで行こうという気力を萎えさせるものがあります。というわけでこの店、観光客がついでに寄るにはかなり厳しい条件と言えます。なにしろ他にも店はあるわけですし。
 Landsberger Allee駅の傍には"Generator"という巨大なホステルがあるので、そこに泊まるひとはついでにどうぞ。


KaDeWe (Kaufhaus des Westens)

[お店データ]
「地球の歩き方」とかガイドブックに載ってるはずなので省略。

(写真:右下)

 ドイツではどこでもゲームが買えるということの一例として紹介。1907年創業の有名デパート。玩具売り場にドイツ系ゲームが置いてあります。
 RPGとかウォーシミュレーションとかはありません。ファミリーもの(ファミリーストラテジー含む)のみ。メジャーメーカーのものしか扱っていませんが、写真を見ていただければわかるとおり、物量としてはなかなかのもので、当時既に絶版になっていたRaなども平気で置いてありました。なんといいますかね、マニアックなゲームを求めていたり(たいがいにおいてマニアックな商品というのは通販のほうがよほど楽に手に入るものです)、ゲーマーとの交流を求めていたり(そういう方には「ベルリン編(後編)」でご紹介するお店のほうがよろしいでしょう)しないのであれば、別にこのデパートでぜんぜん困らないという感じです。
 特徴としては、ラベンズバーガーとハズブロの扱いが他に比べてやたらと大きいのがいかにもデパートっぽくて笑えます。
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by Taiju_SAWADA | 2004-06-15 21:58 | 雑題

欧州ゲーム屋紀行:ローマ編

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「欧州ゲーム屋紀行」と題してなにをやるかというと、単に欧州で見つけたゲーム屋を紹介するだけです。当初は「Game Shop Locator」の題をつけて英語らしきもので記事を書いてwikiのほうに載せる予定だったのですが、「英語がしんどい」というシンプルな理由によってこのような形式に変更となりました。

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さてローマ編。ローマでは一店だけみつけました。もうすこしあるかなあと思っていたのですが、まあこんなもんでしょうか。遊戯王のカードゲームはそういうお店以外でも売ってたです。

strategia e tattica

[お店データ]
住所: Via Cavour 250
最寄り駅: Cavour (Metro B) [1min]
営業時間: 15:30-19:30(Mon), 11:30-19:00(Tue-Sat)
http://www.strategiaetattica.it/ (イタリア語のみ)

 ローマで一軒だけみつけたそういうお店。ローマ中のそういう人が集まっているものと目されます。わたくしが訪れたときはMagic:The Gatheringのカード交換会かなにかが催されていたらしく、店の前に止まったバンに数十人のイタリア人がバインダー片手に群がっていたのはなかなか壮観でありました。それにしてもそういう人々の造形というのは人種を問いませんね。
 お店の中は三部屋構成。広いというほどでもないですけど別に狭さは感じません。というよりスペースを十分に使いきっていないという印象があり、ボードゲームの棚はすかすかになってました。
 ちょっと気になるお値段ですが、全体としては日本より少し安い、かな? という程度でした。それほどの差はないです。

・RPG

 GURPS, D20系, WhiteWolf物など。米国モノの伊語訳がメインで、英語原書もあり。伊国産モノはぱっと見た感じではおいてなさそう。全部で二棚いっぱいくらいの分量。

・ボード・カードゲーム

 ウォーシミュレーションとドイツ系ファミリーストラテジーが半々といったところ。Warsim系ではGMTのものが目立っていたような。ドイツ系はまあ定番のRioGrande英訳物とか。あと伊国産モノ。daVinciとClementoniは置いてあったのにVenice Connectionは無かったのは何か意味があるんでしょうか。
 分量としてはボードゲームで四棚、カードゲームが別に一棚。但しボードゲームの棚で埋まっていたのは一棚半といったところ。

・CCG

 奥まった部屋にシングルカードのトレーディングルームと思しき場所があり、いろんなひとでにぎわっています。それとは別にレジのとこにも豊富に取り揃えてあるようです。

・ミニチュアゲーム

 Warhammerはいっぱい置いてありました。ほかのメーカーのものは無かったような気がしますがそっち系にはまったく詳しくないんでなんともいえません。
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by Taiju_SAWADA | 2004-06-09 22:53 | 雑題

経緯の説明

「実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時」という名前のサイトは別に存在していて(http://toccobushi.tripod.co.jp/)、そこではボードゲームに関する何やかやの紹介などを行っていた(2004年4月、管理人が一時的にウェブに繋がらない人になってしまったため中断)のですが、どうも記事を書くのはともかくアップロード作業が面倒だというので何か楽なツールはありませんかと。そんな事情により、ためしにウエブログなるツールを使用してみようということになったのでした。

いまのところ、以下のような感じで住み分けようと思っています。


http://toccobushi.exblog.jp/
[実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時]

ここ。
・ゲームの紹介とか感想
・ゲームに関するTipsとか雑談とかしょうもないこととか



http://toccobushi.at.infoseek.co.jp/
[table games 24hours]


もともとあったサイト。これまでの内容を置いておく(暇だったらexcite側への移管をやりたいのですが、たぶん面倒なのでしないでしょう)他に、以下のものを置きます。
・自分で訳した和訳ルール
・自作ゲームのルール
・exciteで書いたことのうち、なんとなく保管しておきたくなったもの



http://cgi.f28.aaacafe.ne.jp/~gamelink/pukiwiki.php?FrontPage
[BoardGameLinks]


wikiサイト。誰かが更新してくれるといいな(たぶんだれもしてくれないので仕方なく自分で更新という感じで)。
・ルール和訳の網
・ショップロケイター
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by Taiju_SAWADA | 2004-06-09 22:38 | サイトについて