オアシス Oase

[土地を入手して、その土地用の商品を手に入れて、勝利点=土地面積×商品数というゲーム(土地は4種。なので商品も4種)。特徴的なのは行動決定フェイズで、まず全プレイヤー、自分専用の山札から、行動カード(土地1マス広げるとか商品2つ貰うとか)を1枚ずつ最大3枚までめくる。次に、行動順の早いプレイヤーから順に、他プレイヤーのめくった行動カードセットのうちから一組選び、カードの内容を実行する。でもって、行動順1番のプレイヤーに選ばれたプレイヤーは次のターンでは行動順1番になり、以下同様。]


オファーをかけて行動順を獲得するというこのゲームの根幹システムが正直微妙なのかも、婉曲表現を用いずに言えば癌なのかも、という気はわりと強くしていて、というのはこのゲームでは「行動順トップ」を取らないと意味が無く、さらにその行動順トップを得るためには「特定の一人の気を引く」ことだけが重要になっている。したがって、有効なオファーの方向性が一定になってしまう。それだけならまだいいが、その「オファーのかけかた」であるところの1/2/3枚メディチシステムは、このゲームの「なんとしてでも特定の一人の気を引く」というのとはあまりにも食い合わせが悪い。目指すべき方向性がひとつしか存在せず、しかも「一着狙いか降りか」しか無いのに、手(つうかめくったカードですけど)の修正が効かないというのはあまりにもあんまり。1枚目をめくった瞬間に「トップ取れそうか?(勝負すべきか否か?)」ということがかなりの程度分かってしまうのは、いくらなんでも無しでしょう。

Oase
by Alan R. Moon and Aaron Weissblum
(Schmidt, 2004)
★★
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# by Taiju_SAWADA | 2004-08-15 12:58 | 感想・紹介

フィルシーリッチ Filthy Rich

[看板を買って通り(1番地から9番地まで)に置いて、客が来る(サイコロ振って1から9まで)のを待つゲーム。看板には初期コストと税金(サイコロで0が出ると払う必要あり)と、客が来たときの収入、その他特殊能力などが書いてある。看板を置く際、他人の看板に覆い被せるような形で置くことにより、他人の看板を無効化したりもできます。お金を稼いで「ぜいたく品」を三つ最初に買ったひとの勝ち。]


乱数の派手な飛び交いと、陰湿な(でも実行力にはかなり疑問がある。なぜかというと乱数が強すぎるから)つぶし合い、そして最も重要な「金銭の綱渡り」。基本的には乱数飛び交う死地をいかにしてぎりぎりの所持金で潜り抜けるか、というゲームであってあとはギミックに過ぎないと言ってもよいと思うのですが、ギミックが楽しいので意外に飽きません。こういう「モノをいじくることの楽しさ」を主眼においたゲームというのは確かにほかの媒体を用いてはできないものでしょう。あんまりこうゆうのばっかりでも困るけど。

貧乏ぶりが重要なゲームなんで、3人だとやや緩すぎるかな。5人だとシビアすぎる感じなので、まあ4人ですかね。

Filthy Rich
by Richard Garfield
(Wizards of the Coast, 1998)
★★★
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# by Taiju_SAWADA | 2004-08-15 12:57 | 感想・紹介

欧州ゲーム屋紀行:落穂拾い編(プラハ・ブダペスト)

ゲーム屋紀行さいすーかいです。

(写真はまた後ほど)

ブダペスト

残念ながら調査不足のためボードゲームのお店は発見できず。

しかし現在ブダペストはどうやらRPGブームの真っ最中らしく(日本における九十年代前半みたいな感じでしょうか)、普通の書店にDandD 3rdのハンガリー語訳が置いてあったりします。西駅(ブダペストのメインステーション)の小さな書籍販売コーナーにまで売ってるのを見たときにはさすがに驚きました。この感じならそういう店の一軒くらい間違いなくあると思います。
そういえば、関係ない話になりますがSFも人気があるようで、アシモフの本はどの本屋にも置いてありましたし、駅ではオーソン・スコット・カードの新作のポスター広告なんてものもあったりしました。何か両者の間には関係があるのでしょうか。



プラハ

ここも調査不足(なにせ日帰りだったので)でお店は発見できなかったのですが、ヴァツラフ広場沿いの大きな本屋でドイツゲームを発見しました。本屋においてあるくらいですから、専門のお店も当然あると考えるべきでしょう。(あるいは玩具店にたくさんおいてあるのかも)

PALA'C KNIH LUXOR

Vaclavske Namesti 41
Nearest Station: Muzeum (Metro C) [10min]
http://www.dumucebnicaknih.cz/
8:00-20:00

ヴァツラフ広場沿い。Ramada Grand Hotel Symphony の隣。
プラハではたぶん5本指くらいには入るだろうと(根拠は無いけど)予想させるような大きな書店です。間口はあんまり広くなかったりするんですけど、入ってみると奥がかなりあります。東京の本屋で言うと、池袋西武のリブロくらいの広さはあるかもしれません。

ボードゲームについてはなにぶん書店の一角に置いてあるだけということで、あまり期待すべきようなものではありませんが、まあ東急ハンズよりは少し豊富かな、くらいの品揃え(但しドイツ系しかありません)と思っていただければ。写真(ぴんぼけ)に写っているのでほぼ全部です。あとはHABAのゲームがいくつか子供コーナーのところにおいてあった程度。

ちなみにこの本屋にはRPGは置いてありませんでした(ドラゴンランスの小説とかはあったけど)。
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# by Taiju_SAWADA | 2004-08-09 22:08 | 雑題

Intrigue : 公正と信頼の「反」交渉ゲーム

以下、 Intrigue とゆうゲームについて書くです。書いてみたらちょっと長すぎる上に話があちこち飛んで分かりづらくなってしまったので、見出しなどをつけてみることにしました。


0. ゲーム概要


相手に賄賂を贈って自国の人材を相手国の役職に就けてもらったり(役職に就くと、就いた職の重要度に応じて相手国からではなく銀行からお給金がもらえます)、相手から賄賂を貰って自国の役職に相手国の人材を受け入れたりする交渉ゲーム。すでに誰か他人が役職についているところに人材を派遣して追い落とすのも大事。この場合は賄賂バトルになります。全ての人材の処遇が確定したらゲーム終了、所持金の一番多い人が勝ち。


1. なんで「イントリーゲ」なのか。

もう10年前のゲームをいまさら初プレー。たいへん面白かったのですが、いっこだけ引っかかるところがありまして、それは何かというとこのゲームのタイトルなのです。 Intrigue とはすなわち陰謀のことであるのですが、このフェアネス精神溢れるゲームの呼び名が「陰謀」は無いだろうと。そういう意見がほかにも当然あるだろうと思ってあちこちのレビューなどを読んでみたのですが、目に付くのは友達を無くさないように云々(ディプロマシーじゃないんだから)みたいな話ばかりで、あれ僕もしかして少数派ですか?

なぜこのゲームに(パブリックイメージやセルフイメージと違って)公正の精神が根付いているのか。それは単純なことで、「相手を騙して裏切って陥れる」ということに、殆どの場合メリットがないからであります。


2. ゲームの流れについて

このゲームの流れは、概ね「前半」と「後半」のふたつに分けることができます。前半は「良い役職が空いているところに人材を送り込む」フェーズ、後半は「既に埋まっている役職に人材を送り込む(前任者を追い落とす)」フェーズです。前半から後半への移行は、良い役職が概ね埋まったあたりで発生します。良い役職が空いているのであれば賄賂バトルなどしても何の得もありませんし、逆に役職が埋まっているのであれば、これはそもそも戦わないという選択肢がないわけです。むろん移行期には、上のほうの役職が埋まってきたあたりで「どれくらいの役職であれば『良い役職』と言っていいのか」「戦うことのコストはどれくらいか」を判断しなければいけなくなり、その結果として各プレイヤーの移行タイミングには差が生じることになりますが、とはいえこれはコストやリスクの計算法の問題であって、ちょっと早いタイミングで移行したからといって裏切り者呼ばわりされる謂れはどこにもありません。


3. 前半に行われること

前半は、「相手国に人材を送り込む(自国のターン)」→「相手国に賄賂を支払う(相手国のターン)」→「相手国が、人材をどの役職につけるか決める。なお、必ずいずれかの役職には就けないといけない(相手国のターン)」という流れで行われます。相手国のターンが来たときに、相手国に複数の人材が送り込まれているか一人しか人材がいないかによって話は少し変わりますが、まずは単数の場合。


3.1 人材が一人だけ送り込まれている場合の処遇

ここで最も重要なルールは「なお、必ずいずれかの役職には就けないといけない」というところでして、このルールがある限り、いずれ全ての役職は埋まってしまいます。全ての役職が埋まってしまうからにはいずれにせよ自分ではない誰かに俸給は支払われてしまうわけで、ということは、賄賂を貰う側にとって「敢えて低い役職にしかつけてやらない」という行為は、別にさほど有利には働かないということになります(*)。

(* 但し、俸給は毎ターン支払われる事から考えて、良い役職はなるべく空けたままにしておいたほうが、支払い総額は少なくなります。しかし、高い役職が空いているような国には人材が群がりますから、「良い役職につけない戦法」で稼げるターン数は高々1ターンというところでしょう。このような戦法をとることによって賄賂の額にどう影響があるかといえば、これは「良い役職しかない場合、どうせ空いた役職には就けないといけないわけだから賄賂など少額でよい」という方向に行く可能性と、「たくさんの人材が入ってきて賄賂競争が発生する」という方向に行く可能があり、これは展開しだいなのでこの場ではなんともいえません。)

この、「賄賂支払側にいじわるしても、賄賂受取側にとって損にも得にもならない」ということがポイントになります。仮にこれが、「良い役職に就けると賄賂受取側にとってはっきりと損になる」とか、あるいは逆であれば、賄賂の額に関わらず、良くない役職(あるいは良い役職)に就けようとする動機が発生し、とくに「良くない役職に就けようとする動機」が発生する場合には、裏切りがどうのといった話が浮上してくるのですが、そうではないと。それでも賄賂をたくさん払わせたいことには変わりないわけですから、どういうところに落ち着くかといえば「賄賂をたくさん払ってくれれば厚遇するし、賄賂が少なければ冷遇する」という態度を明確にすることによって、なるべく多くの賄賂を受け取る、となります。

では、「たくさん」とはどれくらいか。「厚遇」とはどれほどのものか。この感覚は人によって異なります。何しろ、役職に就いた賄賂支払側が得ることのできる俸給の総額は、どの時点で追い落としがかかるかによって全く異なってくるわけで、単純に俸給総額から山分けで、というような賄賂額の設定が取れないのです。追い落としを受けるリスクをどれくらい見積もるかは、人によって当然異なります。ということは、賄賂受け取り側にとっての「たくさん」と、賄賂支払い側にとっての「たくさん」とでは意味するものが違う可能性が大いにある。互いの「公正」の基準の違いをいかにすり合わせられるか。これがここで行われる可能性のある「交渉」の実態です。


3.2 人材が複数送り込まれている場合の処遇

複数の国から同時に一国に対して人材が送り込まれている場合も基本的に処理の流れは同様ですが、この場合、「先に人材を送り込んだほうの国が先に賄賂を贈る」ことになっています。賄賂の額は公開ですから、後に人材を送り込むほうが有利なわけです。ということは、人材を送り込むほうとしては、後から割り込んでこられるとあまり嬉しくない(後から飛び込んできたほうは「空いている最も良い役職」を得ることをベースに賄賂額を設定し、先に入ったほうは「空いている二番目に良い役職」を得ることをベースに賄賂額を設定するので、実際のところ戦闘というほど激しいことにはならないのですが、飛び込んでこられることが嬉しくない、という点においては変わりありません)のであって、「なるべく良い役職」と「なるべく飛び込んでこれないこと」の二つを念頭に置きながら、送り込み先を決定します。でもって、これ、想像できると思うんですが、交渉云々の問題ではありません。交渉して協定を結ぶというのは、互いに得になるからやるんであって、この場合は「互いに飛び込んでいかない協定」など結んだところで良いことなどなにもないのですから。


4. 後半に行われること

後半、誰かを役職から追い落として自国の人材を職につけようという場合。ふたつほどルール上のポイントがあるので、先にそれらを説明してしまいましょう。

a: 人材には5種類あります(各国とも、5種類×2人=10人の人材を抱えてゲームスタート)。追い落とせるのは同じ種類の人材だけです。後半ともなると、まだ派遣先を決定していない人材は限られてきますので、「あのすばらしい役職についているあいつを追い落としてうちの人材をつけたい」と思っても、その「あいつ」と同じ種類の人材を既に別のところに使ってしまっている場合、追い落としは不可能なのでした。

b: 追い落としをかけようとして賄賂バトルが発生した場合、まず、すでに役職についているほうの人材から、賄賂を役職提供先に払います。この額は公開です(なお、賄賂は必ず一定金額以上支払う必要があります)。その後、追い落とし側が賄賂を役職提供先に支払います。で、最後に、役職提供側が、どっちを役職に残すか決めます。結果に関わらず、賄賂は戻ってきません。ということは、追い落とし側が圧倒的に有利であると言えます。極言すれば、追い落としを誰かがしかけてきた時点で、追い落とされることが確定します。

おそらく、このゲームに「Intrigue」というタイトルが付いている由来は、上記ルールのbだと思います。「私はあなたを追い落とさないのであなたも私を追い落とさないでください」とゆう。しかしそこで問題になるのがルールaのほうで、追い落としによって良い役職を得たい場合、自分の抱えているのと同じ種類の(他国の)人材が良い役職についてないといけないわけで、そうするともう、良い役職を得たいというのが前提であれば選択肢は最初からあんまり無かったりします。選択肢を広く持っておきたければ派遣する人材の種類と順番には細心の注意を払う必要があり、むしろ後の結果に繋がりが大きいのは交渉よりもこっちの人材マネジメントのほうでしょう。

さらに、追い落としがかかった場合、争いの舞台になる国で双方からの賄賂を受け取るプレイヤーには、リスクフリーの収賄益が発生することも忘れてはいけません。良い役職をめぐっての争いとなった場合、収賄益が莫大な金額にのぼることもいくらでもあります。ということは、追い落としをかけようとしても、その舞台となる国のプレイヤーが現時点で自分より高い順位にいると予想される(所持金は公開義務なし)場合、その国で事を起こすのは可能な限り避けなければならず、というような要素も追い落とし先選択においては無論考える必要があり、そうすると「協定」などというものが意思決定に際して主張する余地などもはやどこにもないのです。そして最初から意味を持たない協定というのは、逆に健全なものになります。挨拶みたいなものですから、裏切りがどうとかそういう重たいことが発生するわけもないのでして。


5. まとめ

一般に、交渉ゲームが協定と裏切りをベースとしているのに対して、このゲームではそのような要素は用意されているにせよ扱いとしては大きなものではありません。交渉という面で見て最も大きい要素は、序盤において行われる「公正」の基準のすり合わせであり、交渉という言葉を取り払った時の一番大きな要素は、人材派遣の種類とタイミングです(二番目は所持金のカウンティングでしょうか)。つまるところこのゲームは、ぱっと見では「交渉ルールのみが整備された最小セットのルール」といういかにもな交渉ゲームでありながら、その実は交渉ゲームにおいて発生しうる様々に愉快な鬱陶しさとは無縁なゲームなのであって、従って交渉量(というか喋る量というか)は多いのにたいへん後味爽やか、という全くもって素敵としか言いようの無いプレー感が保証されているのですが、どうも周りには同意見のひとがいないようで、わたくしといたしましてはこれはなぜなのだろうと首を傾げるしかないのでありました。



イントリーゲ Intrigue
by Stefan Dorra
(FX Schmid, 1994)
(AMIGO, 2003)
★★★☆
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# by Taiju_SAWADA | 2004-07-31 14:14 | 感想・紹介

Kai Piranja / 何故わたくしは坊主めくりと相性が合わんのでしょうか

はい。合わないのです。というわけでちょっと考えてみました。

・山札があります。
・一枚ずつめくっていきます。
・めくりたいだけめくって構いません。いつ止めても構いません。
・めくるのを止めた場合、めくったカードは全て獲得できます。
・とある条件で、カードめくりは強制中断されます。この場合、カードは獲得できません。

とゆうゲームのことを「坊主めくり」とここでは呼んでいて、こないだ遊んでみた Kai Piranja なるゲームはこの坊主めくりゲームの一群に属するものです。
面白かったか、といわれると面白くなかったのです。あるひとつのゲームが面白くないというだけのことであれば、それはまあごく普通のことですからどうでもいいのですが、問題と言うのは別にあって、それはつまり、

そもそも坊主めくりのフォーマットって面白いのか。

いや面白いけど。という方もいらっしゃると思うので、何が不満なのかをもうすこし書いておきましょう。坊主めくり系を含めたバースト系のゲームに対して、わたくしが求めているものは「進み続けることの緊張感」なのですけれども、坊主めくりフォーマットを採用すると、この緊張感がむしろ出なくなる傾向があるのではないか、と思うのです。

バースト系のゲームには、

・「ゴー」を選択するごとに、失敗時に失うものの(見た目上の)価値は増大する

という大前提があります。成功時に得るものの(見た目上の)価値については、常に一定だったり、ランダムに上下したりと様々ですが、ともかく、トータルで計算した場合には、

・「ゴー」を選択するごとに、(見た目上の)損得勘定(つまるところリスクを考慮に入れたリターン)は概ね悪くなっていく

必要があります。これはシステム上の要請です。「見た目上の」という括弧書きを繰り返していますが、基本的には見た目だけでなく実際にも損得勘定が悪くなっていかないといけません。そうでないとストップをかける人がいなくなってしまいます。

というわけで、「ゴー」をかけるごとにだらだらと右下がりで落っこちていく損得勘定グラフを睨み続け、ゼロを切って赤字ゾーンに突入したところで「ストップ」をかける、その「ゼロを切る瞬間」のタイミングを誰よりも正確に見切ること、というのがバースト系ゲームの基本構造となります。

となるんですけど、これだけの構造でゲームを支えることは不可能です。不可能だっつってるのに堂々と提示してくるから Kai Piranja は詰まらんのだと言う話になるのですが、それは措くとして、なぜ不可能なのか。相手にしているのが思い切り乱数で、しかも意思決定の回数もそんなに多くないからです。

さてどうすべきか。

1. 見なかったふりをする。
それをすると Kai Piranja になってしまいます。

2. バーストとは別の要素を派手に盛り込んで、バーストの要素を後ろに追いやってしまう。
たいへんナイスな解決法なのですが、それは逃亡です。戦ってください。

とゆうことで、真面目なバースト系ゲームにおいては、たいてい

3. 「進み続けることの緊張感」を演出する
という手法がとられることになります。ああやっと話が繋がった。

「進み続ける緊張感の演出」は、見た目上の損得勘定と実際上の損得勘定の間に派手な乖離を起こすことで行われます。いや、見た目上と実質との乖離というのは、勝利点システムを採用している全てのゲームに当てはまることではありますけども、それは話に関係ないのでほっとくとして。「進み続ける緊張感」を演出するにはクリアしなければいけないハードルが2点ほどあって、最初のひとつが、まずプレイヤーに「進み続けること」を選択させないといけないということ。このハードルと、先ほどの前提をあわせると、「勝利点的にはさらに沈み込む可能性のほうが高いのだがここで勝負しておかないと勝てる可能性がゼロに下落」というシチュエーションを発生させないといけません。これがここで限定的に言っているところの「乖離」です。

ちゃんと書くなら、勝てる可能性が本当にゼロまで下落してしまうとそのプレイヤーのモチベーションもゼロになってしまうので『大幅に下落』あたりにとどめておく必要があるとか、どこまで勝負しておく必要があるのかという点に関してぼかしを入れておくことによって意思決定の要素を残して「させられ感」を軽減させないといけないとか、そういうことも考えないといけないんですが、とりあえず上記のようなシチュエーションを発生させたとしましょう。問題は後半のハードルのほうで、これは当たり前のことなんですけど、進み続けるという不利なギャンブルに勝てる可能性がきちんとそれなりの確率で用意されていなければいけません。そう繰り返し行うわけでもないゲームにおいて、微小な確率はプレイヤーの中であっさり確率ゼロに変換されてしまいますから(少なくともモチベーションという点においては)。理想を言えば、不利なギャンブルにおける不利の源泉は、見た目上の(および実際の)ペナルティを主とし、勝利確率の減少はあくまで副次的なものであるべきです。実際のところ、上位を追いかけているようなプレイヤーに対して実質的効果のあるペナルティを配置するのはたいへん難儀なことなので、勝利確率の減少によって対処するのは仕方が無いのですが、その減少度合いについては熟慮しないといけません。

坊主めくりフォーマットの問題はここにあります。1枚めくって危険札がでなかったとなると、連続してめくるときにそれが危険札である確率は、さっきめくったときよりも確実に高くなります。となると一定枚数めくらないといけない場合、危険札を引かない率というのはかなり厳しいことになってしまいます。さらに厄介な点として、「これ以上の枚数は絶対に引けない(ゲームが終わるか、あるいは100%の確率で危険札が出る)」という枚数が、坊主めくりフォーマットを採用すると(かなりデザイン上の無理をして回避しない限り)出てきてしまうことになります。

何が言いたいかというと、ゲーム終盤、7枚差を追いかけていて最後の自分の手番になって、残り山札がどう見ても10枚を切っている(しかも危険札がまだ中に複数残ってる)という状況はえらく寂しいよね、ということなのです。そういう状況になる前になんとかしろって? いや、だからそれじゃバースト系ゲームである意味が無いんですってば。
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# by Taiju_SAWADA | 2004-07-25 23:56 | うわごと

24H更新:Vertigo 和訳追加

タイトル通りです。Vertigoの和訳追加しました。
Html化すらしてないテキストファイルでございます。手抜きすぎですか。

作者の一人でありますSylvie Barcさんにアップロード許可願メール出す際に、いくつかルールの不明点に関して質問を行ったのですが、Sylvieさんいわく
「ごめんもう覚えてない」
とのこと。ざんねん。まあ10年前のゲームのルールの細かいところなんか覚えてないよな普通。


あと久しぶりに和訳の網のほうのメンテナンスをしました(まだ終わってないので「してます」が正しい)。

Farsight.netさんのところで和訳ファイルがたくさん公開されているのですが、なぜだかダウンロードに失敗してしまって確認が取れないのでまだ和訳の網には掲載していません。ノートンか? ノートンが悪いのか?

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追記:管理人の友人であるところのさくらさんによると「普通に落とせるけども」とのこと。とゆうことで確認はとれたっぽいのでこれから掲載作業を行いますがそれにしてもなんでだー
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# by Taiju_SAWADA | 2004-07-19 18:22 | 更新通知

欧州ゲーム屋紀行:ロンドン編

(写真とかその他は後で入れる予定)

正直なところロンドンには紹介に値する店が少ないのです。グリニッジやその他郊外まで行けばまた話は違うのかもしれませんが。


Leisure Games
110 Ballards Lane
Nearest Station: Finchley Central (Northern Line) [5min]

イギリスのボードゲームショップとしては最も有名な店と言ってよいと思います。ゲームの個人輸入をやる人にとっては通販ショップとしてお馴染みでしょう。F.Treshamの手による鉄道ゲーム「1825」(1829のリメイク)など、この店以外の通販ではなかなか手に入りづらい商品もあったりします。店舗のほうも期待を裏切らず、全方位的に豊富に取り揃えられております。
店の一部は(おそらく通販用の)事務所になっており、従って実際のところ店の面積自体はさほど広いわけではないのですが、しかし品揃えという点においてこの店に不満を抱くことはおそらく無いんじゃないかと思います。
というわけで「ロンドンなら何も考えずにLeisure Games」と言いたいところなんですが残念なことにそう言い切るには少々の躊躇いが無いでもなく、何が問題かというと例によって中心街からの距離。Northern Lineに乗って野を越え山を越え、いや電車に乗っている時間は実際のところそう長くも無いんですけども、ホームに降りるとそこは立派な田舎町。ウェストミンスター寺院だのロンドン金融街だの妄想している観光客に素敵な現実をたたきつけてくれます。観光のついでに立ち寄るにはちょっと荷が重いかもしれません。いや間違いなく重いです。


Playin' Games
33 Museum Street
Nearest Station: Holborn (Northern Line, Central Line) [7min]

Leisure Games は立ち寄るにはあまりに遠すぎる、という一般観光客(ロンドンまで来てゲーム漁りを始める連中が一般観光客かという問題はさておき)のかたはこちらをどうぞ。住所に「33 Museum Street」とありますが、このMuseumというのはかの有名な略奪の殿堂、皆様ご存知大英博物館のことであります。Museum Streetは大英博物館正面玄関前から伸びている割と細めの道でありまして、その付け根の部分、つまりほぼ「大英博物館の向かい」と言ってしまって構わないであろう場所にこのお店は位置しています。博物館観光の際はぜひこちらもどうぞ(ここも閉まるの割と早いんでお気をつけください)。
品揃えとしては、Leisure Gamesからミニチュアゲーム関連を取り除いた感じ、と言えば最も近いでしょうか。一階には(なにしろ場所が場所ですから)バックギャモンとかトリヴィアとか分かりやすい商品が陳列されていますが、地階に下りると遠慮なくウォーゲームやらドイツゲームやらゲーム雑誌やら並べられております。このラインナップだとミニチュアゲームが無いのが不自然なくらい。



Orcs Nest
6 Earlham Street
Nearest Station: Leicester Square (Northern Line, Piccadilly Line)

駅から歩いて何分だったか記録がないのですが、たしか割と近いところにあったような気はします。ここはRPGショップでして、大量のRPGと大量のミニチュア、あと多少のドイツボードゲームと英米ボードゲーム(それぞれ1棚ぶんくらい)が置いてあります。
但しミニチュアといっても、このお店はGames Workshopとは契約を結んでいないらしく(Games Workshopサイトのショップリストにはこのお店は出てきません)、ここで手に入るのはGames Workshop以外のミニチュア、ということになります。かなりニッチな部分を攻めているような気がしてなりませんが、それがお店の方針と言うことなのでしょう。Games Workshop製のミニチュアをロンドン中心街でお買い求めになりたい場合は直営店(いっぱいありますが、たとえば GW London Oxford St. [The Plaza Shopping Centre 1F, 116-128 Oxford Street] とか)でどうぞ。


Harrods
Knightsbridge
Nearest Station: Knightsbridge (Piccadilly Line) [0min]

専門店ではないところでゲームがどのように扱われているのか調べるためにハロッズの玩具売り場もチェックしてみることにしました(ちなみにセルフリッジには玩具売り場ありませんのでお間違えなきよう)。入るときにドレスコードに引っかかって「そのでかいリュック下ろせ」とか門番に怒られたりしつつ、進んでみると一応あることはありました。んーと、東急ハンズ並み、という表現が妥当ですかね。めぼしいものは殆ど無いという感じですが、それでもFantasy Fright Gamesものをいくつか置いていたり、Citadelsなんてものもあったりで、仕入れ担当者もそれなりの工夫はしてるかな、という気はします。
Games Workshopはどうやらハロッズに品物を卸しているらしい(Games Workshopサイトのショップリストにハロッズが載ってた)のですが、僕はミニチュアが陳列されているのを発見することができませんでした。どっかに隠してあるのかもしれません。
なお、巨大玩具店であるところのHamleys(188-196 Regent Street)も概ねハロッズと同様の棚作りですが、ハロッズと比較するとやや英語圏寄りで、そのぶんドイツ系への気配りは薄いという印象です。もともと薄い気配りのなかでの比較ですんでどうでもいいといえばそのとおりですけど。
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# by Taiju_SAWADA | 2004-07-13 22:37 | 雑題

欧州ゲーム屋紀行:ベルリン編(後編)

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前編のときは言い忘れていましたが、このゲーム屋紀行ベルリン編では、旅行ガイドとして Spielbox Online (www.spielbox-online.de) を用いています。同サイトで紹介されていたベルリンの店はあらかた回り、その中で紹介する価値のある店をピックアップしております。(但し、KaDeWeについては例外で、Spielboxには載っていません。前編の紹介文に書いたとおり、ふつうのガイドブックに載っています)



Der Andere Spieleladen
Prenzlauer Allee 196
Nearest Station: Prenzlauer Allee (S1, S42, S8) [8min]
Nearest Stop: Prenzlauer Allee / Danziger Strasse (Tram 1,20)

(写真:左上)

町の中心からはやはり少々離れていますが、こちらはSpielewerkstatt Kerberと比べるとさほど殺伐としていない立地といえます。人の臭いがするというか。また、店自体の雰囲気については、店の前の写真を見ていただければ、Spielbrettなどとは雰囲気がだいぶ異なるということが見て取れると思います。
実際中に入ってみてどういうものがあるかといいますと、ドイツ系ボードゲームは一応それなりの量で置いてありますがメインと言うわけではなく、米英系のゲームも(FASAとかFFGとかその他いろいろ)もっと多くいてありますし、さらにCCG、ミニチュアゲーム、そしてRPG(ドイツ語のものも英語のものも両方あり)ももちろん売っており、別室に用意されたテーブルでは実際にRPGを行っている人々が多数見受けられます。そして極めつけ、日本の漫画(もちろん訳されたものですが)の専用棚。この「英語原書のRPGと日本漫画が置いてある」というのは、「ドイツにおけるそういう店」の定義と言ってしまっても構わないかもしれません。
店の面積は少々狭く、従って品揃えも実はそれほどでもないといえばそれほどでもないのですが、狭い分の余計な熱気が余計な雰囲気の形成を助長しています。


Beutelsend
Karl-Marx-Strasse 83
Nearest Station: Hermannplatz (U7) [3min]
beutelsend.com

(写真:左中、左下)

このお店は少し独特の雰囲気を持っています。その雰囲気は取り扱い商品のラインナップに端的に現れていて、ほんの少しだけのドイツ系ゲーム(Kreig und Freidenとか)と同じくほんの少しだけの米英系ゲーム(Kings and Things*とか)を除くと、残りはRPG、ミニチュアゲーム、SF/ファンタジー小説のみで構成されています。RPGは翻訳物、英語原書物、ドイツ国産物(ドイツ国産RPGの存在についてはここで初めて知りました。なんでそんなことがわかったかとゆうとお店の人が日本人を珍しがって英語で話しかけてきたからです(*)。ドイツRPG事情など聞けて楽しいひと時をすごしました)と豊富に取り揃えられております。なんでも昔はこの店オリジナルのRPGも出版してたとか。
ミニチュアゲームはWarhammerFB/40Kも(当然)ありますが、お店の人によると一番推しているのはRackham社のConfrontationとゆうシリーズだそうで、なんでもドイツ語へのルール翻訳はここのお店が担当したとのことです。
でもってSF/F小説。駄目な店標準規定ですとここに鎮座しているべきなのは日本漫画なんですが、そっちには行かないのがこの店のいかにもなところで、たぶん要するに想定年齢層が少し高いということなんじゃないかと。

(*)でもってこのお店のひとが「俺日本のRPGの名前ちょっとだけ知ってるー」とか言って挙げてきたのが「ギア・アンティーク」「ロードス島戦記(たぶんロードス島戦記コンパニオンだとおもう)」「角川版DandD」。誰だこの知識吹き込んだのは。純真なドイツの人を騙してどうする気だ。NOVAとかソードワールドとか教えてやれよ素直に。


Serious Games
Bundesallee 83
Nearest Station: Walther Schreiber Platz (U9) [3min]

(写真:右上、右下)

さて最後はベルリンそういう店ナンバーワン、Serious Gamesでございます。どういう意味でナンバーワンなのかというのは、ここの取り扱い商品を見ていただければ一目瞭然。CCG。Warhammer。英語原書RPG(翻訳物はほとんど見当たらなかった)。RPG用テーブルを取り囲むたくさんの日本漫画棚。そして入り口すぐのもっとも目立つ場所にディスプレイされている商品はコスプレ用衣装(*)。以上。
ボードゲームなどという軟弱なものは置かないという徹底した姿勢が素晴らしい。一歩足を踏み入れた瞬間にそこは人種を超越した例の世界。異国の地で萎えてしまった魂を回復させたい貴方にお勧めします。僕はパス。

(*)つかライブアクションRPG用衣装ですね。ここではいったん「日本漫画棚」のことは忘れていただきたい。(でももしかするとそういうものもあったかもしれない)
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# by Taiju_SAWADA | 2004-06-27 22:15 | 雑題

欧州ゲーム屋紀行:ベルリン編(前編)

a0026478_22220.jpg
 ドイツの、それもそこそこ以上の規模を持つ都市を対象とする場合、「ボードゲームを売っているお店を紹介する」という行為には基本的に意味がありません。通常の玩具店やデパートの玩具売り場といったところにドイツ国産物のボードゲームが山と積まれているのですから。ベルリン以外の町で実例を挙げておくと、湯治場として有名なバーデン・バーデン、この町の中心であるレオポルト広場から程近いところにある何の変哲も無い玩具店に置いてあったゲームが Reiner Knizia の Tadsch Mahal. 湯に浸かった頭でそんなしんどいゲームできません。
 より正確に言うと、ドイツにおいて「ゲームを専門的に扱う店」と言った場合、ドイツ系のゲーム以外のゲームの充実度のほうが高いと言ってよいと思います。このベルリン編前編では、「ドイツ系ゲームの充実度が高いお店」、つまりはまあ別に濃くないお店を紹介します。


Spielbrett [Berliner Str.]

[お店データ]
住所: Berliner Strasse 132
最寄り駅: Blissestrasse (U7) [1min]

(写真:左上、左下)

 ドイツ系ファミリーストラテジーをメインに扱う専門店に行きたい、ということであれば、ベルリンではここが一番よろしいと思います(同じくU7路線の
Suedstern駅にも同じ店があるようですが、そちらには行っていません)。
 Magic:The GatheringをはじめとするCCG系、米国産RPGのドイツ語版(WhiteWolfとかの定番物。英語原書は売っていませんでした)、チェスやら何やらの伝統ゲーム系、ジグソーパズル、木彫りの玩具、Games Workshopのミニチュアゲーム、あと何でか知らないけどハリーポッターと、概ねなんでもあると言っていいラインナップですが、一番多いのはドイツ系ボード・カードゲームです。
 メジャーレーベルのものは新作を中心として一揃い、その他ファランクスなどのマイナーぽい(別にファランクスはそんなマイナーでもないのか?)メーカーのゲームやら、Hexagamesのような既に存在しなくなってしまったメーカーのゲームなどもところどころに置いてあったりして、なかなかやるなといった印象です。あと、これはこの店に限った特徴ではありませんが、HABAやSelectaといった子供向けゲームの品揃えもかなりしっかりしています。
 お店の雰囲気は写真(ぴんぼけ)を見ていただければ想像がつくと思いますが、清潔感溢れ、広々としていてとてもまっとうな感じがします。その辺が逆に馴染めない、あるいは専門店に来た気がしない、という印象を持つ人もいるかもしれません。


Spielewerkstatt Kerber

[お店データ]
住所:Landsberger Allee 68A
最寄り駅(ふつうの鉄道): Landsberger Allee (S41, S42, S8)
最寄り駅(トラム): Landsberger Allee / Petersburger Strasse (Tram 5,6,7,8) [1min]

(写真:右上、右中央)

 実はここは店内に入ったわけではないので(18時閉店ってのはいくらなんでも早すぎると思った)詳しいことはまったくわからないのですが、窓の外から中を覗いてみた限りでは、この店もドイツ系が好きな人には良いのではないかという感じがします。
 Spielbrettほど無菌ぽくはなく、といって専門店特有の嫌味が出てくるほどそちら側に寄りすぎてはいないという印象で、時間があれば是非入ってみたかったなあと思います。
 そもそもなんで18時を回ってしまったのかというと、これは単純な理由がありまして、ここ遠いんですよね町の中心から。実際にベルリンを観光すれば実感できると思うのですが、S41/S42環状線沿いの駅などというところには、ふつう観光客は(乗り継ぎで使うことはあるかもしれませんが)降りたりしません。Landsberger Allee駅も降りてみるとかなり寒々とした光景が目に広がります。しかも駅の近くには目的の店はありません。駅から路面電車に乗り換えて1駅ぶんの距離があります。いや1駅というのは歩きでも問題なく行ける距離なんですが、車だけがばんばん走る国道沿いそのものの光景は、歩きで行こうという気力を萎えさせるものがあります。というわけでこの店、観光客がついでに寄るにはかなり厳しい条件と言えます。なにしろ他にも店はあるわけですし。
 Landsberger Allee駅の傍には"Generator"という巨大なホステルがあるので、そこに泊まるひとはついでにどうぞ。


KaDeWe (Kaufhaus des Westens)

[お店データ]
「地球の歩き方」とかガイドブックに載ってるはずなので省略。

(写真:右下)

 ドイツではどこでもゲームが買えるということの一例として紹介。1907年創業の有名デパート。玩具売り場にドイツ系ゲームが置いてあります。
 RPGとかウォーシミュレーションとかはありません。ファミリーもの(ファミリーストラテジー含む)のみ。メジャーメーカーのものしか扱っていませんが、写真を見ていただければわかるとおり、物量としてはなかなかのもので、当時既に絶版になっていたRaなども平気で置いてありました。なんといいますかね、マニアックなゲームを求めていたり(たいがいにおいてマニアックな商品というのは通販のほうがよほど楽に手に入るものです)、ゲーマーとの交流を求めていたり(そういう方には「ベルリン編(後編)」でご紹介するお店のほうがよろしいでしょう)しないのであれば、別にこのデパートでぜんぜん困らないという感じです。
 特徴としては、ラベンズバーガーとハズブロの扱いが他に比べてやたらと大きいのがいかにもデパートっぽくて笑えます。
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# by Taiju_SAWADA | 2004-06-15 21:58 | 雑題

欧州ゲーム屋紀行:ローマ編

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「欧州ゲーム屋紀行」と題してなにをやるかというと、単に欧州で見つけたゲーム屋を紹介するだけです。当初は「Game Shop Locator」の題をつけて英語らしきもので記事を書いてwikiのほうに載せる予定だったのですが、「英語がしんどい」というシンプルな理由によってこのような形式に変更となりました。

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さてローマ編。ローマでは一店だけみつけました。もうすこしあるかなあと思っていたのですが、まあこんなもんでしょうか。遊戯王のカードゲームはそういうお店以外でも売ってたです。

strategia e tattica

[お店データ]
住所: Via Cavour 250
最寄り駅: Cavour (Metro B) [1min]
営業時間: 15:30-19:30(Mon), 11:30-19:00(Tue-Sat)
http://www.strategiaetattica.it/ (イタリア語のみ)

 ローマで一軒だけみつけたそういうお店。ローマ中のそういう人が集まっているものと目されます。わたくしが訪れたときはMagic:The Gatheringのカード交換会かなにかが催されていたらしく、店の前に止まったバンに数十人のイタリア人がバインダー片手に群がっていたのはなかなか壮観でありました。それにしてもそういう人々の造形というのは人種を問いませんね。
 お店の中は三部屋構成。広いというほどでもないですけど別に狭さは感じません。というよりスペースを十分に使いきっていないという印象があり、ボードゲームの棚はすかすかになってました。
 ちょっと気になるお値段ですが、全体としては日本より少し安い、かな? という程度でした。それほどの差はないです。

・RPG

 GURPS, D20系, WhiteWolf物など。米国モノの伊語訳がメインで、英語原書もあり。伊国産モノはぱっと見た感じではおいてなさそう。全部で二棚いっぱいくらいの分量。

・ボード・カードゲーム

 ウォーシミュレーションとドイツ系ファミリーストラテジーが半々といったところ。Warsim系ではGMTのものが目立っていたような。ドイツ系はまあ定番のRioGrande英訳物とか。あと伊国産モノ。daVinciとClementoniは置いてあったのにVenice Connectionは無かったのは何か意味があるんでしょうか。
 分量としてはボードゲームで四棚、カードゲームが別に一棚。但しボードゲームの棚で埋まっていたのは一棚半といったところ。

・CCG

 奥まった部屋にシングルカードのトレーディングルームと思しき場所があり、いろんなひとでにぎわっています。それとは別にレジのとこにも豊富に取り揃えてあるようです。

・ミニチュアゲーム

 Warhammerはいっぱい置いてありました。ほかのメーカーのものは無かったような気がしますがそっち系にはまったく詳しくないんでなんともいえません。
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# by Taiju_SAWADA | 2004-06-09 22:53 | 雑題